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オレンジ色のあかり、白熱電球 |
| 『照明とは』のページで、温かみを演出すべき場所では白熱電球が使われると書きました。では、なぜ私たちはオレンジ色の光に温かみを感じるのでしょうか。それははるか遠い昔、人間がまだ狩猟採集をしていた時代までさかのぼります。 当時の人々は地平線に太陽が沈み、夜の帳が降りてきたことによって一日を終えていました。夜は焚き火の炎を囲み、明日への鋭気を養うための休息の時を過ごしていました。このときに見ていた夕日や焚き火の光が、現在の私たちが普段目にするオレンジ色の白熱電球の色だった、というわけです。 当時の人々は昼間はさんさんと照る太陽の下、ある者は獲物を獲りに行き、またある者は漁労や採集をして生活の糧を得ていました。そして夕日のオレンジ色と、炎の赤色で一日の終わりを感じ、ほっと安堵の時を過ごしていたのです。 そうしたことが現代もなお、人々がオレンジ色の光に安心感を抱く理由なのではないでしょうか。太古の昔から人間の遺伝子に刻まれた本能のように思います。 このような、光源が発する色合いを色温度といい、K(ケルビン)で表されます。昼間の太陽のような白くさわやかな光は色温度が高く、逆に夕日のような赤色の光は色温度が低いといいます。分かりやすく言うと物が燃えるとき、温度の低いときには赤色で、高温に加熱されるに従い青白い色になっていくことから、この表現がされています。 真昼の太陽の白はおよそ5500〜6000Kで、ろうそくの火は1800〜2000K。白熱電球の色は3000Kくらいです。 一般に色温度の高い光は、人間にやる気や活力をイメージさせる色なので勉強や仕事をする場所では色温度の高い照明を使用すると良いです。逆にリビングや寝室など落ち着きを感じさせたい場所ではおおかた、3000K以下の白熱電球を使用するといいでしょう。 ところで今では、蛍光ランプでも色温度が約3000Kの電球色蛍光灯があります。 たとえば今、リビングの照明が白色とか昼光色等の白色系の蛍光灯シーリングである場合などは、とりあえず電球色の蛍光灯に変えるだけでも、落ち着いた雰囲気にさせることが出来ます。 |
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